断乳か卒乳か。我が家は3歳過ぎまで飲みました。

 

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初めて授乳をした日のことを、

よく覚えています。

 

小さなふにゃふにゃの生き物を、

よくわからないまま胸に近づけて。

 

病院の授乳室で、

看護師さんや他のお母さん方もいて。

最初は恥ずかしいような、

でも心強いような、

不思議な時間でした。

 

その後の子供との授乳の時間は、

幸せであり、

時に過酷だったり(笑)。

そのうち日常のこととなっていくのですが。

 

その時間に終わりが来ることを、

すっかり忘れていました。

 

1歳過ぎた頃に、

保育園の担任の先生に

「そろそろ授乳は終わりですもんね」

と言われて、

「あ、そうだった!」

と思ったのを覚えています 笑。

 

断乳」か「卒乳」か。

最近は「卒乳」を選ぶ人も多くなっているようですが、まだまだ「1歳前後の断乳」が主流のように感じました。

でも考え方や育児の進め方は、人それぞれ。

3歳4ヶ月で卒乳という、

どちらかといえば長く授乳した我が家の流れは、こんな感じでした。

 

卒乳か断乳か考えた時、

「強制的に終わらせるのではなくて、

自然に終わらせたいな」

というのが、私の率直な考えでした。

 

もう今後(年齢的に)授乳することなんてないから、この特別な時間を強制的に断つなんて嫌だなという想い

 

生後6ヶ月から保育園に行っているので、子供にとっての安心時間を無理矢理奪いたくないという想い

 

授乳による母親(私)の身体の負担が少なかったこと

 

乳腺炎などの乳房のトラブルがなかったこと

 

こういった理由から、

私は卒乳に決めました。

 

乳房のトラブルがなかったのは、

こちらのおかげです。

クセがないので、妊娠中から日常的に取り入れていました。


 

 

 

 

ネットの情報や周りの人達の言葉で、

迷ったこともありました。

色々と本で皆さんの体験談を読んでみたり。

 

幸い、子供が1歳半から3歳の時の

担任の先生に温かく見守ってもらえたので、

あまりプレッシャーを感じませんでした。

 

また、断乳か卒乳かについて、

ママ友とあまり話さなかったので、

私の気持ちも揺らぐことがなかった

と思います 笑。

 

ただ、実母には

「まだ飲んでるの? 虫歯になるよ!」

と言われていました。

「何を根拠に…」

と思っていましたが、少し気になったので、

知り合いの歯科医師に聞いてみました。

すると、

「母乳で虫歯になることはないので、

子供が飲みたいと思ううちは飲ませていても

大丈夫。」

とのこと。

「ただ添い乳で寝かしつけに飲ませて、

歯磨きをしないで寝ると、

虫歯になりやすくなる。

寝てる間は口の中の唾液が少なくなるので、

母乳が歯についたままになってしまう。」

とのことでした。

 

このことを踏まえて、

私と娘でルールを作りました。

 

飲むのは朝だけ

 

夜ご飯をちゃんと食べなかったら

次の日の朝飲めない

 

家でしか飲まない

 

こんな感じで進めていました。

 

そして、卒乳の日は突然やってきました。

 

夜ご飯をちゃんと食べなかったので、

「明日の朝はおっぱいないよ」と言うと、

いつもなら

「やだ!じゃあ食べる!」と言うところが、

「いいよ!」と。

「明日の朝、駄々こねるんだろうなー」

と思ってましたが。

次の日の朝、

起きてから「おっぱい」とは、

一言も言いませんでした。

 

約束を覚えていたから我慢したのか。

身体が「もう充分」って思ったのか。

その日をきっかけに卒乳できたのでした。

 

あまりにすんなりとできたので意外でしたが、

その後も特に変わらない様子でした。

食事の量も変わらないし、

甘え具合も変わらず…。

お互い納得した形で卒乳できて、

本当に良かったと思います。

 

断乳か卒乳かは、

親と子供のお互いの様子で決めていけば

良いと思います。

 

「1歳くらいの小さなうちにやめてしまった方が楽」

という意見が多いと思います。

でも2歳3歳なら、かえって約束事として

話し合って決めたりする事もできると思います。

 

「卒乳だから自然に任せて〜」ではなく、

卒乳に向けて少しずつ少しずつ回数や時間の

制限をしていけば、いいタイミングでの

卒乳の時がやってくるのかなと思います。